やはりこの作家は凄い。文句なし☆×5。13世紀フランスにて実際におきた血ぬられた過去を示す一通の古文書を一人の日本人歴史学者が偶然発見することから物語は始まる。バチカンによる実際に起きたカタリ派の粛清を史実に基づいて一級のミステリーに仕上げてある。驚愕すべきは古文書が全て筆者の創作。「 彼らの生きた証を探しだし人々の意識のどこかに収めるのが歴史家のやろうとしている試みである」 感動という安易な一言では言い表すことは出来ない。完敗です。そういえばダ・ヴィンチコードに似ているかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2012年1月23日
- 読了日 : 2012年1月23日
- 本棚登録日 : 2012年1月18日
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