既に起訴が行われている被告人(求刑は死刑)が檻の中から、自分が行ってきた新たな犯罪を自白するとともに、共犯者を告発。告発内容を信じることとした週刊誌ジャーナリストは少しずつ調査を行い、やがて犯行を確信するのだが・・・。
実際に起こった事件について、週刊誌の報道が引き金となって捜査が進み、最終的には逮捕まで至るという、小説さながらの展開についてまとめたのが、本書である。こういう感じで「警察が認知していない犯罪」というのはもっとあるんだろうし、これから高齢化が進むともっと増えてくるんだろう。重い内容のわりには文体のおかげでサラッと読める。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2015年1月4日
- 読了日 : 2015年1月4日
- 本棚登録日 : 2015年1月4日
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