・「どんなに苦しい局面でも決してあきらめず、他人を思いやり、その言葉と行動で人を動かす力があるか。その「人間力」を徹底的に調べ上げる試験だったのである。
・「パイロットをしているとき、条件が揃わなかった場合には、物事を中断する勇気を持つことも必要だという経験を味わってきました。1つのことをあきらめずにどんどんやっていくというのは一見、積極的で勇ましく思えますが、そうではない。やはり状況が整わないときには、これは「できない」ということもあり得る。だからこそ、取り組むべき問題自体を切り捨てるというのも、私は一種の勇気だと思っていました。」
・「我々は、技術的な経験もさることながら、チームとして活動できる能力、そして誰とでも仲良くなれる資質、また、必要なときは指導力を発揮し、場合によっては誰かに従う能力のある人を探しています。その力がある人物なのかを見極めるためには、個々の候補者の「本質」を理解しなければなりません。誰にも人生の物語がある。その物語を聞くことで、候補者が成長してきた背景を理解し、また、どのような選択をしてきたのかを質問することで、その人の「本質」を理解することができます。」
・面接というものは、つまるところ「この人間と一緒に働きたいかどうか」見ているものだからである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2011年12月26日
- 読了日 : 2011年12月26日
- 本棚登録日 : 2011年12月26日
みんなの感想をみる