(P[あ]1-10)光と闇の旅人I 暗き夢に閉ざされた街 (ポプラ文庫ピュアフル あ 1-10 光と闇の旅人 1)

  • ポプラ社 (2010年5月7日発売)
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本棚登録 : 598
感想 : 53
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あさのさんらしく、子ども達の話を書いてるんだけど、珍しくファンタジーチックな作品だった。
「闇の蔵人」たちと戦うと聞くと、強い女の子が主人公なのかなと思うけど、そんなことなくて、どこにでもいそうな普通の女の子で、しかも名前が私と同じなので、感情移入してしまった。
ついつい怖いからと闇からは目を反らしがちになるけれど、この作品はしっかりと闇を見据えている。

続きを気にならせるというか、読者をハラハラドキドキさせるのがあさのさんは上手い。「え?どうなっちゃうの?」って何回思ったことか。怖いもの見たさってこういうことかな。

そして、私は結祈と香楽の関係性がとても好きだなあ。絆が強いのがとてもよく分かる。お互いのことを守ろうとしてる。でも、お互いが頼りすぎていたり、依存しすぎているところがあるから、そこからこれから成長していくのかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年11月17日
読了日 : 2010年12月5日
本棚登録日 : 2011年11月17日

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