私にとっては久しぶりの、数年ぶりに新しく見つけてすごく惹かれた児童書。
手に取って、ページをめくってみてふわりと香った真新しい本の、インクの、紙の匂いに、心が躍りました。
掌編がぎっしりとつまっていて、(児童書だと思ってよんでいるから、というのも勿論あるとは思いますが)さらさらとなんのひっかかりもなく自分の中に流れ落ちてきて、満たしてくれる感じ。不思議な世界とお話がすとんと落ちてきて、純粋に素敵だなぁと、何度も思いました。
「朝つゆのクモの巣ネックレス」「親指のんだくれ猿」「サバンナの逃げ水」「文字虫」「ぼたもちお手玉」そして「エピローグ」が私はお気に入りです。
読了直後の気分が盛り上がった状態で今これを書いていますので、自分にしかわからないレビューになっていること間違いなしですが、
作者様自身が描かれたイラストのその色合いや筆遣いが、この世界観をより豊かにしてくれているような気がします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2017年2月12日
- 読了日 : 2017年2月12日
- 本棚登録日 : 2017年2月12日
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