あられもない祈り

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著者 : 島本理生
meganekidsさん  未設定  読み終わった 

ブクログのゲラ本プレゼントで読みました。

情熱的な燃え上がるような恋愛ではなく、
ぶすぶすとくすぶって燃え尽きそうで燃え尽きないような恋愛の話。

不倫の話ってどうしても負い目や特殊な状況の高揚感が描かれる(もしくはそういうにおいがする)けど、
そういうものがなくて、ストレートな恋愛小説でした。

好きなシーンは2つあって、
<私>が、短編集の中で自分と同じ話を気に入ってることを知って、<あなた>に惹かれるところ。
作品がマイナーであるほど、こういう直感って当たるものですよね。

もうひとつは、<あなた>が奥さんからなんて呼ばれているか知ってしまうところ。
呼び方ってすごくなパーソナルな情報だから、そこに共有する時間や思いが見えてしまい、
自分たちのことを「無意味に保たれた関係」だと言うところがせつなくて良かった。

意図的なのかわからないけど、<あなた>がどういう人物なのかが最後まで掴めなかった。
男の僕から見ると、そんなに魅力的な男だとは思えなかったけど、女性の方はどう思うんだろう。

映画化するなら、<私>は吉高由里子、<あなた>は堺雅人、「直樹」は、錦戸亮かな。

レビュー投稿日
2010年5月10日
読了日
2010年5月10日
本棚登録日
2010年5月10日
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