熱砂の王子と偽りの花嫁 (ダリア文庫)

著者 :
  • フロンティアワークス (2017年9月13日発売)
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本棚登録 : 36
感想 : 4
4

面白かったです。

実はアマゾンで他の作品を検索していた時、キーワードで、この作品が出てきました。
そのときはまだ発売前。
タイトルしか掲載されておらず、あらすじはもちろん、表紙ですら判らないままでした。
でも、タイトルに「熱砂」、「王子」、「花嫁」と私の好きなワードがてんこ盛りだったので、購入を決めました。
こんな本の選び方をしたのは初めてです。
こういう場合、正直、当たりかハズレかは分かれ道だと思うのですが、、、

届いて読み始めたときは、実のところ、
―外したかな?
と後悔しかけたものの、読み進めていくと、どんどん面白くなっていきました。
個人的な好みではあるのですが、受けが「ビッチ」という設定はイマイチなんです。
でも、「あとがき」で作者さんも書いておられるように、ビッチではあるけれど、とても優しく良い子です。

アズィーズも俺様のように見えて、頼り甲斐のある王子様です。
亡き兄の遺児ルトフィーを守るため、自分の子ということにして、祖国の危急を救いました。
このルトフィー君がとても可愛かった☆
この小さな王子様のキャラが物語りの中で、とても生きていました。
健気で、まだ幼いながらも勇敢で―。
きっと将来は英邁な国王になることでしょう!
読み終わったときは、この本を選んで良かったと思えました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年9月21日
読了日 : 2017年9月21日
本棚登録日 : 2017年9月21日

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