デッドエンドの思い出 (文春文庫 よ 20-2)

  • 文藝春秋 (2006年7月7日発売)
3.76
  • (799)
  • (987)
  • (1249)
  • (127)
  • (19)
本棚登録 : 9773
感想 : 911
5

久しぶりに小説を読んで泣きました。

いくつかの物語があって、その全ての人たちが大切にしてるものがあって、それがすごく好きで好きで、心に染みて、その全てで泣いてしまったけど、デッドエンドの思い出はちょっと別でした。

細かい設定とか重さは違えども、ミミちゃんがあたしと少し重なって、心ですごく応援しながら、納得しながら、共感しながら、暖かく想いながら読みました。

心の中にある宝石。
見失うし、自信なんてすぐに無くなるし、自分自身が大切にしないといけないのに、すぐ出来なくなっちゃって、曇ってしまう。

だからやっぱり人はヒトリだけども、ヒトリでは生きていけなくて、だからこそ全部が大切で丁寧に生きていかなければならないのだろうな。

すぐに忘れてしまうのだけど、忘れずにいたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年9月17日
読了日 : 2011年6月12日
本棚登録日 : 2017年9月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする