事実を丹念に取材して、小説として再構成している。事実との線引きを疑問視する声もあるようだが、これも深層を描くための表現方法だ。強大な力に屈することなく、組織に孤高の闘いを挑む男の姿は、読む者の心を熱くする。主人公が選択した壮絶な生き様は、男性作家が描く描写より男臭い。私がテーマとする「組織対個人」を描く上での見本です。
※全5巻を1巻だけ登録しています。
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竹内明を作った8冊
- 感想投稿日 : 2014年10月29日
- 本棚登録日 : 2014年10月29日
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