努力すればよい結果に近づけるけれど必ず希望が叶うわけじゃない。
と
結果だけがすべてじゃない。過程も大事。
こんな可愛い絵でこんな優しい話なのにヒリヒリするほどリアル。
登場人物を誰も憎めない(わかりやすい悪役がいない、理解できてしまう部分を作る)のがこの人の描くものの厳しさ。
「あいつは自分とは違う理解できない人種」と切り捨ててしまえば簡単だけど、そうはさせてくれない。
教師にとっては手を差し伸べやすい子も差し出した手を握ってくれない子も等しく生徒なんだよな。
助けたくても助けたくなくても。
ひなたは許さなくていいけど、先生は捨てちゃいけない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
子ども(社会・制度)
- 感想投稿日 : 2012年3月25日
- 読了日 : 2012年3月25日
- 本棚登録日 : 2012年3月25日
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