女子二人の軽やかな成り上がりストーリー。
歌がいいし(歌唱は吹き替えらしいけど)服がかわいいし何より主人公ふたりが格好いい。
マリリン・モンローの映画というイメージだったけど、むしろジェーン・ラッセルの格好良さに惚れるわ。
でもマリリンが映るとマリリンに惚れるわ。
ドロシーとローレライの関係が素敵。
男が絡んでも財産が絡んでも、信頼はゆらがない。
さっき知り合った男より長年の女友達を躊躇なく選ぶ。
男に裏切られるのは折り込み済みだけど、自分は女友達を裏切らない。
この時代のハリウッド映画って「頭の軽い金髪女とマッチョの恋物語」のようなステレオタイプが多いようでいて、意外と人間ぽさをねじこんでくる。
相手役がへなちょこ坊ちゃんと傲慢探偵なのが最初は不満だったけど、ラブストーリーの皮を被ったバディものと考えるならこれで十分。
探偵役の顔がムカつくのも最終的にはありな気がしてくる。
主役の魅力を味わうには、脇役がうるさく魅力をふりまかないほうがいいんだよね。
ゲイゲイしくマッチョまみれの「Ain't There Anyone Here for Love?」で、セルロイドクローゼットで見たシーンだと気づいた。
このシーンは終盤の「Diamonds Are a Girl's Best Friend」と対になってるのか。
『お熱いのがお好き』はセルロイドクローゼット経由で観たけどこっちはすっかり忘れてた。
どうせならマッチョ乱舞よりむしろラストを紹介すべきだったんじゃないかな。
花嫁ふたりに見えるわー。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
セクマイ読み
- 感想投稿日 : 2014年11月22日
- 読了日 : 2014年11月22日
- 本棚登録日 : 2014年11月22日
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