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レビュー by YUNさん
アテルイと共にムラへ向かったポイシュマは、シクイルケの死の原因ということで拒絶されかけましたが、襲ってきた熊に致命傷を与えたことでムラに受け容れられ、ムラの子ども達と仲良くなっていきます。
一方、傷を負いながらもクニへ帰り着いたワカヒコは、悪し様に言われるシクイルケを擁護したためヒメカの怒りを買い軟禁されてしまいます。
ワカヒコが義兄弟の契りを結び兄と慕ったホムタはヒメカの秘密を知り、クニの巫女であるユツは祭りの最中に神がかりし、三人は魔物憑きとして火あぶりにかけられそうになり・・・
今作はポイシュマのムラでの生活の様子や、ワカヒコを中心とした人間関係がクローズアップされていて一作目より楽しんで読むことが出来ました。
読み進めるごとにワカヒコの器が大きいなと感じ入ります。
最初は自分の出世のためにワカヒコに近付いたホムタも、ワカヒコの頭の良さを知り、それを疎まずに「共に政をしてみたい」と言わせるほど魅力的な少年なんだなと。
自分の野望を曝け出すホムタはワカヒコを利用するだけの悪役に思えて最初は好きになれなかったけれど、この場面で一気に好きになりました。
終盤のエミナ姉さんとのやりとりも面白い。
再会を果たしたポイシュマとワカヒコが友情を築き上げることができるのか、ムラとクニがどのように和解するのか、次の巻が楽しみです。
レビュー登録日 : 2010年06月29日
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