白い服の男 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1977年9月1日発売)
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本棚登録 : 1126
感想 : 66
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特に前半は暴力に対する感覚の鈍麻、異常な過敏さを扱った話が多かった。
やはり現代社会批判が前面に押し出されている。
特に「悪への挑戦」はセンセーショナルな報道、それを鵜呑みにする人間、
感受性の乏しさと言った、今でもよく議論される問題を指摘しているのではないだろうか。
ただ、その合間にも「月曜日の異変」のような軽めの話もあるメリハリのきいた1冊だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセー・ショートショート
感想投稿日 : 2009年5月31日
読了日 : 2009年5月31日
本棚登録日 : 2009年5月31日

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