特に前半は暴力に対する感覚の鈍麻、異常な過敏さを扱った話が多かった。
やはり現代社会批判が前面に押し出されている。
特に「悪への挑戦」はセンセーショナルな報道、それを鵜呑みにする人間、
感受性の乏しさと言った、今でもよく議論される問題を指摘しているのではないだろうか。
ただ、その合間にも「月曜日の異変」のような軽めの話もあるメリハリのきいた1冊だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセー・ショートショート
- 感想投稿日 : 2009年5月31日
- 読了日 : 2009年5月31日
- 本棚登録日 : 2009年5月31日
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