- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101241180
作品紹介・あらすじ
智恵に優れた白猫、優しく機転の利く三毛猫、腕自慢の虎猫。個性あふれる三匹の猫と愛馬をお供に、聖徳太子の命を受けた、その愛娘珠光王女は、異国へと旅立った。一行の行く手に立ちはだかるのは、怪蛇、土蜘蛛、魔神、魔女、謎の仙人といった妖怪変化、魑魅魍魎。数多の危難を乗り越えて、遙か西の国に辿り着いた王女を待っていたのは…。血湧き肉躍る興奮と感動の冒険絵巻。
感想・レビュー・書評
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もうちょっと波瀾万丈、もうちょっと破天荒、そんな感じを期待して読み始めたのですが、とても綺麗にあっさりと読み終えました。
昔あったNHKの人形劇シリーズの原作になると面白そうだな、と思いました。ストーリー、展開、面白かったのですが、書きぶりがとてもあっさりしてる。サシがいっぱい入った霜降りの上等な肉をしっかりと脂抜きして調理したような……かな?
魅力のある登場人物、こってりとした書きぶりを頭の中で想像しつつ、星3つで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
聖徳太子の娘のお転婆王女が、愛猫を連れて諸国漫遊の旅。出会いと成長、愛。
いい本だった。それにしても読むのに時間がかかった。 -
厩戸王子が娘、珠光王女を諸国見聞の旅に向かわせ、各地でお供の猫達とともに怪物を退治する、おとぎ話。
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それでいいの?!という荒唐無稽で楽しい小説。
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想像してた、ハラハラドキドキの冒険譚ではなかったけど猫たちが十分可愛かったのでこれはこれで良し。
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読書サークル
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聖徳太子にこんな娘がいたのかどうか??猫たちは可愛い。青龍かっこいい。
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北斗、オリオン、スバル…猫たちそれぞれ可愛くて楽しく読了。お話は淡々と進み物足りなさも残るけど、猫をお供に旅する設定が猫好きにはたまらない。異国の猫の登場で猫の輪が広がるのも愉快。
猫祭覗いてみたいなぁ。 -
美しく、さらりとしたファンタジーで、素直に楽しめた。
王女様のおおらかさや朗らかさ、猫たちと馬の活躍もあり、問題の解決や悪との戦いの場面もさらりと終わってしまうのだけど、その危なげ無さも気持ち良いもの。「正義は勝たなければなりません。」 -
設定は聞いただけでもワクワクする。でも、正直言って期待しすぎた!!というかんじ。色んな国の風俗などは興味深いけれど、肝心の敵との戦いが、ぺらっと終わってしまって物足りないことこの上無い。それとも、刺激に慣れすぎてしまったのかなぁ。