フランスのオートルマン社から刊行された「街の小説」シリーズの<東京>編。その日本語版である。(ややこしい・・・)5人の作家によるアンソロジーなので、一応作家名とタイトルを挙げておく。
林真理子「一年ののち 青山」
椎名誠「屋上の黄色いテント 銀座」
藤野千夜「主婦と交番 下高井戸」
村松友視「夢子 深川」
盛田隆二「新宿の果実 新宿」
主題のせいだろうか、“周りにうようよしているような人々のありがちな話”というわけではないのに、まるで日常を切り取ったような、そんな作品集だ。悪く言えばあまり印象に残らない。だけど編集の趣旨を考えるとふさわしいのだろうな、たぶん。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
林真理子
- 感想投稿日 : 2012年9月4日
- 読了日 : 2005年6月25日
- 本棚登録日 : 2012年3月24日
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