東京小説 (角川文庫 は 4-53)

  • KADOKAWA (2003年4月1日発売)
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本棚登録 : 182
感想 : 23

フランスのオートルマン社から刊行された「街の小説」シリーズの<東京>編。その日本語版である。(ややこしい・・・)5人の作家によるアンソロジーなので、一応作家名とタイトルを挙げておく。
 林真理子「一年ののち 青山」
 椎名誠「屋上の黄色いテント 銀座」
 藤野千夜「主婦と交番 下高井戸」
 村松友視「夢子 深川」
 盛田隆二「新宿の果実 新宿」
主題のせいだろうか、“周りにうようよしているような人々のありがちな話”というわけではないのに、まるで日常を切り取ったような、そんな作品集だ。悪く言えばあまり印象に残らない。だけど編集の趣旨を考えるとふさわしいのだろうな、たぶん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 林真理子
感想投稿日 : 2012年9月4日
読了日 : 2005年6月25日
本棚登録日 : 2012年3月24日

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