川上弘美の怖さを見た。
言葉の重ね方、
会話の重ね方、
酒と食事の重ね方が、
川上弘美の魅力と思っていたのは、
まだまだ少ない経験で得た、
彼女のいち断面であったか。
男と女の情念の、
強く、淡く、もろく、
果てしない粘りつき方が、
とても恐ろしい。
川上弘美が粘りつくと言うと、
ひどく粘りついて見える。
そこにある情念が、
とてもとても粘っこい。
あわあわとしているのに、
さらさらとしているのに、
やたらと絡みついて、怖い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
川上弘美
- 感想投稿日 : 2016年2月29日
- 読了日 : 2016年2月29日
- 本棚登録日 : 2016年2月18日
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