全教科の成績が良くなる 国語の力を親が伸ばす

著者 :
  • カンゼン (2010年2月5日発売)
3.76
  • (4)
  • (5)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 86
感想 : 10

【子育て・教育】国語の力を親が伸ばす/高濱正伸/20160825(103/529)<187/51058>
<きっかけ>
・Kが(図)より借りてきた。Fの国語力の問題。

<感想>
・国語の力の定義こそないが、まずは言葉を単に使うだけではなく、親しませる、ことが大切。それはちょっとした工夫でいろいろできる。
―①絵本だけでなく、お話を作って聞かせるのもアリ、②しりとり、③熟語やことわざもどんどん使う、④俳句。
 -まずは1日1行か2行の日記を書き慣れさせる。書くことがないという子には、書くことを口頭で引き出してやる。
 -本を読んだら、あらすじを聞く(長文を要約出来ない子は国語ができない)。
 -道順遊びで正しい言い方をトレーニングする。
等々、
・幸い、Fは漢字の成り立ちに興味があるようなので、それをうまく引き出して、漢字に親しみを持てるようにしたい。
・結局のところ、国語の力は自己表現力と読解(要約)力なのではないか。前者のためには、「母親が感じたことを言葉で表現すること」、後者については、もっと根本的な思いやり(思いやる心がないと、国語のテストに出てくる人の心の微妙な機微を感じるようなことはできない。)によって育まれるというのも納得。
・また、将棋等の古来からのゲームがロジックを育てる上では有効と。感想戦を含めてやりたい。

<引用>
・子供の「どうして?」には必ず答える。わからないことをわからないままにさせておかない。
・多様な経験をした子ほど読解力がある
★本を読んだら、あらすじを聞く(長文を要約出来ない子は国語ができない)。
★親の思いやりが、子供の思いやりを育てる。思いやる心がないと、国語のテストに出てくる人の心の微妙な機微を感じるようなことはできない。
・子供の感じる心を伸ばすには、母親が感じたことを言葉で表現すること。
・漢字だけは、泣こうがわめこうが、やらせる
・言うときの課題 -①正しく言う、②豊かに面白く言う。①が優先される
★道順遊びで正しい言い方をトレーニングする。
・小学校低学年迄は耳学問の世界。親子で沢山会話する。その土台の上で、高学年からは、ことばノート(分からない言葉があたら、読み方や意味を書いておく)を作る。
・勉強しなさい、ではなく、勉強の仕方を教える
・囲碁、将棋、アルゴは理詰め対理詰めのキャッチボール。論理的にかみ合った会話が磨かれる。感想戦もやる。
・読書 -①慢読(単に楽しむ、活字好きにさせる)、②精読(文章題等読み落とさず)
・親以外の第三者が本を紹介してくれる機会があるとベター。同じ本でも親では従わなくとも、第三者なら読む可能性大。
・読書ノートを書かせる。
・BOOK 国語なぞべー
・漫画の扱い:内容による(歴史ものの漫画や手塚治等はOK)。否定するのではなく、そこから活字へうまく橋渡しをしてあげる。
・ほめられようとして作文を書くのではなく、本当に自分の喜びとして作文を書くという方向にもっていく(が、これが難しい)。
★まずは1日1行か2行の日記を書き慣れさせる。書くことがないという子には、書くことを口頭で引き出してやる。
・低学年の子には落ち着いて何度も言い聞かせる。
★言葉に親しませるために、①絵本だけでなく、お話を作って聞かせるのもアリ、②しりとり、③熟語やことわざもどんどん使う、④俳句。
・聞く力、話す力は会話で鍛える。今日何食べたと子に質問したら、お母さんに同じ質問してみて、と言う。
・家庭での学習:そもそも、お母さんの心の安定ありき。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 子育て・教育
感想投稿日 : 2016年8月26日
読了日 : 2016年8月25日
本棚登録日 : 2016年8月25日

みんなの感想をみる

ツイートする