角田光代の書評集で知り、手に取った本。そういったきっかけがなければ読むことはなかっただろうなぁと思うと不思議な気持ちになる。
舞台は昭和、まだ映画に力と勢いがあった頃の撮影所だ。
助監督として使いっぱしりをしている若い男、大根の中年役者、透明感のある美少女、といった三人の奇妙な関係が描かれている。
時代の空気感というか、今この時代を描いた物語を読んでもこんな風には感じないんじゃないかな、という独特の雰囲気を感じる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
平板なかんじ
- 感想投稿日 : 2014年8月30日
- 読了日 : 2014年8月30日
- 本棚登録日 : 2014年8月30日
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