実在した詩人、エミリ・ディキンスンの家に引っ越してきたねずみのエマラインは、ふとしたきっかけからエミリと詩の文通をはじめる。
互いに他愛のないものと軽んじられて家にいる辛さを詩に見出し、旅立つ強さもまた、詩に見出す。
詩は力になる。
実際にエミリ・ディキンスンが残した詩が作中に使われており、この詩人のことをもっとよく知っていればずっと楽しめたのだろうなと思う。
詩が重要な位置を占めるお話なだけに、原書で読めばきっと言葉の連なりがさらに美しいのだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
不思議なきもちになる
- 感想投稿日 : 2010年7月13日
- 読了日 : 2010年7月13日
- 本棚登録日 : 2010年7月13日
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