陰翳礼讃/東京をおもう (中公クラシックス J 5)

著者 :
  • 中央公論新社 (2002年1月10日発売)
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感想 : 20
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文豪による日本建築/文化の考察と、それが去りゆこうとするのを辛く評した一冊。
谷崎おじいちゃん、きっと今生きていらしたら大変。雨音や木の葉が落ちるのに耳を澄ます、心地の良い静寂を体験できる機会はそうそう無くなっているし、陰翳を楽しむこともなかなかありません。
光より陰。白より生成り。新しいものより古いもの。日本人の美意識を美しい文章で読み解ける内容です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年1月12日
読了日 : 2013年1月12日
本棚登録日 : 2013年1月6日

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