路地裏のあやかしたち 綾櫛横丁加納表具店 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年2月23日発売)
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感想 : 84
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人間に化けたあやかしが集まる綾櫛横丁加納表具店。店主の女表具師・環の裏の仕事は、曰くつきの絵を表装してあげることで怪異を鎮めること。

まず表具師という仕事どころか、掛け軸の知識さえもほとんどなかったので、蘊蓄話が興味深く読めた。ストーリー自体はさほど展開の激しいものではなかったけれど、切なくなったり、ほっこりしたり、落ち着いた雰囲気の中で楽しく読むことが出来た。残念なイケメンこと化け狸さんのお話が一番好きかな。
三部作のようなので、続きが楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 著者名(ま~や行)
感想投稿日 : 2016年5月11日
読了日 : 2016年5月11日
本棚登録日 : 2016年5月4日

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