虚国

著者 :
  • 小学館 (2010年3月1日発売)
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本棚登録 : 103
感想 : 19
4

ちっぽけな田舎町の、ちっぽけな事件。ホテルの廃墟で環境保護を訴える女性ジャーナリストが殺された。空港建設問題が絡んだものと推測されたが、実は別の背景もあって、、、、。
一見地味な事件だが、実は複雑。後半、怒涛の展開になるが、真相が予想つかなかっただけにドキドキしながら読んだ。田舎の小さな町だからこその密な人間関係。結末にはやりきれないものが残る。そして、最後。主人公のことを思うと切ない、、、。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 香納諒一
感想投稿日 : 2011年6月9日
読了日 : 2011年6月9日
本棚登録日 : 2011年6月4日

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