春夏秋冬「黒髪の乙女」の後頭部を追いかけまわし、外堀を埋めることに執心した大学生がそれによって巻き込まれたさまざまな珍事件が描かれている。
『宵山~』もそうだけど登場人物がごちゃごちゃしてくるあたりが本当に面白い。学園祭のゲリラ演劇で劇なのか劇じゃないのかわからなくなってみんなで列を作ってしまう描写とか、林檎とかだるまとか。『夜は~』は舞台がよかった。あれぐらいの規模の地域なら続々と知り合いというか関係者に出くわすというのも無理はないなあと思ったり。
古本の神様、李白、樋口君は妖怪。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2015年3月18日
- 読了日 : 2015年3月18日
- 本棚登録日 : 2015年3月18日
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