時間旅行者の平田とホテル火災から逃げ延びるために過去にさかのぼった主人公。タイムスリップした舞台は2.26事件が起きる前日の蒲生邸。戒厳令下で閉鎖されたお屋敷内で起こる殺人事件(史実では自決とされている)。果たして犯人は?というストーリー。
面白かったんだけど宮部みゆきらしからぬ軽さだったように思う。やはり宮部さんはびっくりするほど緻密に、預言者みたいに描かれた社会派な感じの小説のほうが好みだなぁ。短編もいいけど。本当、宮部さんって時間旅行者なのかなって思うぐらい。「火車」とか「理由」、震える。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本・エンタメ
- 感想投稿日 : 2014年10月9日
- 読了日 : 2014年10月9日
- 本棚登録日 : 2014年10月9日
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