人の心は、一瞬で魔に落ちたり、長い時を重ねて角が取れて、丸くなったり…生きてきた年数だけ、浮き沈みがあって、そのどれもが素晴らしいことなんだなぁと思います。
この本の中には、いろんな人の人生が詰まってますけど、ことに女の人は、そうやって積み重ねて行くものが多いのかもしれないなぁ。
私も三十年分、それなりに積み重なってるしね。幸いにも、あまり人を恨むようなことはなかったけど、自分の運命を呪うようなことは、いっぱいあった。
それも、いつかは、そないなこと、どーでもよかことですわ、と時子さんみたいに言えるようになるのかなぁ。歳を取るということは、そう悪いものでもないなぁ。
続編も出そうな感じですね。楽しみにしています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年4月14日
- 読了日 : 2014年4月14日
- 本棚登録日 : 2014年4月14日
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