生き方がわからない。したいことは、見つかるものよ、と笑う両親の言葉に、ため息しか出ない主人公。彼女の特技は、失せ物を見つけること。履歴書に書いたら、郵便局からの採用通知が届く。
ワクワクして初出勤したら、三途の川の先にありそうな花畑を見つけ、郵便局の窓口ではお局ならぬオカマパンチパーマのおっさんにいじめられ…。そして、焦げ臭い美女・真理子さんに取り憑かれ、謎の巫女にも取り憑かれた。
ギャー!すぐさま辞めようとしても、なぜかFAXも送れず、すでに給与も振り込まれてて、どーなってんだ、ここ!?と思ったら、登天郵便局は、あの世への入り口なのでした。
真理子さんのかわいい不気味さにほっこりしたり、マリヱ大奥様にギョッとしたり、恩師に泣いたり、最後にどんでん返しがあって笑ったり。
怖さの中に和みがある、生死の間の優しい物語。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童文学・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2013年7月25日
- 読了日 : 2013年7月25日
- 本棚登録日 : 2013年2月9日
みんなの感想をみる
コメント 3件
なめこさんのコメント
2013/07/25
みゆき2525さんのコメント
2013/08/05
なめこさんのコメント
2013/08/07