なずなよなずな (白泉社文庫 お 1-18)

著者 :
  • 白泉社 (2002年6月14日発売)
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本棚登録 : 155
感想 : 7
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「なずなよ なずな」
表紙からしてかわいい!
初めて読んだのは小学生のころでしたが、そのときからはこべに夢中でした
男の子なのにひらひらふりふりのネグリジェが似合うなんて...
ももみたいな真面目なおんなのこかわいいです

「ロジオン ロマーヌイチ ラスコーリニコフ」
さいしょからさいごまでロジオンがきれいです わたしもモデルになってもらいたい...!
おかしくなっていく(さいしょからおかしかったのかもしれないけど)さまがとてもきれい ポリフィーリィが言うところの「破滅」
とちゅうでポーレンカとリードチカが着ていた、星がたくさんちりばめられたワンピースがかわいくてかわいくて
こんなにドロドロした内容なのに惹きつけられるのは スヴィドリガイロフの存在がおおきいと思う
流れるようにゆったりとした長いマント、白い額と黒い肩にかかるゆたかな巻き髪、長いまつげと薄いくちびる!
わたしがルシウス・マルフォイをすきなのは、彼を彷彿とさせるからかも
容姿も服装も似てます
でもスヴィドリガイロフのほうがイイ声ですらすら喋るイメージ(ぺらぺらじゃなくて、適度な速さでゆるやかに)
ルシウスはもっと低音でねっとりした喋り方...
黒くて長いマントに包まれるドーニャはお花みたい
どろどろした嵐のなかで、ドーニャとラズーミンのカップルは癒しですね

「キララ星人応答せよ」
最初の1ページ目が最高
1ページ目でノックアウトされて、あとはふわふわ~っと読み進めそうになる
そこでハッ!ととどまるのは、勝美お兄ちゃんのうつくしさ!
そして勝美お兄ちゃんは うつくしいお姉ちゃんのよき弟であり...
望くんのモヤモヤ、すごく共感します
そこに飛び込んでくるのが、きらら星で...
読後、というか最後の1ページの、胸にすうっと風がとおるような とおったあとにきらきらが残るような感覚がとてもすき
最後のことばを聞いたまま、本を閉じたくなくなります
勝美お兄ちゃんの炊事当番姿のうつくしさもずっと目の奥にのこります

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2011年5月24日
読了日 : 2011年5月24日
本棚登録日 : 2011年5月24日

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