江戸狂歌の紹介というよりか、江戸狂歌を引き合いに日本人論を語っている本。
なだ先生は江戸狂歌&狂歌人にかなり夢を持ってますよねえ・・・
私としては反骨とか政治批判って狂歌のほんの一部分で、こんな持ち上げることじゃないと思ってしまうのですが・・・う~むどうなのでしょう。江戸狂歌の入門には読みやすくて良いかも知れませんが、ちょっとかじった人にはところどころ粗が気になるかもです。特に南畝については真偽の怪しい記述が多かったような
でもまあ、とりあえず平秩東作が南畝のことを歌ったこの狂歌に禿萌えたので満足です↓
「おうた子を声にてよめばだいたこよ いづれにしてもなつかしき人」
なだ先生のナイス訳だと
「最初出会った時、大田君、あんた初々しかったねえ、若かったねえ、抱いてやりたいような、かわいい坊やだったよ」
いくら二十三歳差あるっても出会った時、南畝たんもう十五歳なんですけど!^^
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
江戸
- 感想投稿日 : 2009年11月3日
- 読了日 : 2009年11月3日
- 本棚登録日 : 2009年11月3日
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