文字の歴史 (知の再発見双書 1)

  • 創元社 (1990年10月1日発売)
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本棚登録 : 292
感想 : 22
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2013 8/14 前半部を中心にパワー・ブラウジング。同志社大学今出川図書館から借りた。

図書館史授業用。直球で文字の歴史の本・・・なんだが、創元社のこの体裁の本はどうもぶつ切り感というか細切れ感というかが感じられるよなあ・・・
なので『世界の文字とことば』の方が説得力/信ぴょう性が感じられたり、体系だっていたりもするように感じたので授業は専らそっちに従うかも?
ただ、ところどころは参考になった。

以下、気になった点のメモ。

・p.16~18:楔形文字の起源は帳簿をつけるための絵文字
 ・絵文字⇒抽象記号への変化と、表意文字⇒表音文字への変化

・p.22:会計記録⇒記憶の手助け⇒記憶を残すもの⇒思考表現の手段へと文字の役割は拡大していく、という話

・p.22 古代シュメール、バビロニア、アッシリア・・・手紙/郵便がすでに発明される
 ⇒・物語=ギルガメシュ叙事詩(BC7世紀)も既に発明

・p.27 楔形文字の普及について←原因は?

・p.31 ヒエログリフは最初から言語に対応した文字体系?

・p.43 書記の特権/学習の大変さ

・フェニキア文字・・・アルファベットとの起源
 ⇒・子音しかない/ヘブライ語と同様の母音の少ない言語=フェニキア語?

・p.70 大文字・・・文字を石に刻むときのためのもの/小文字・・・パピルス等に書くためのもの

・p.178 キープ・・・結び目による帳簿表現

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館・図書館情報学
感想投稿日 : 2013年8月14日
読了日 : 2013年8月14日
本棚登録日 : 2013年8月14日

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