『バーナード嬢曰く。』3巻を読んで、もっとも読みたくなった2冊のうちの1冊。
前々からタイトルは当然知っていたけど、そういう話なのかそれは面白そうと思って手に取り、全編にわたってくっらーい話なのに息をつく間もなく隙を見ては開いて一気に読んでしまった。
近未来、神経系に関する研究から人の経験やものの考え方までコピーできる、脳を再現する技術が開発された世界。その技術の研究で社会的成功を納めた主人公が、不治の病を宣告され、自身の死と向き合っていく話。
自分たちの技術で作成した、小説を書くための人工知能と対話をしつつ、一人きりで様々にあがき、最後まで研究を続けようとしていく。
冒頭で主人公の死に様はもうわかっているのに、それでも読み進めざるをえないぐいぐいくる感じはすごかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説・文学
- 感想投稿日 : 2016年11月14日
- 読了日 : 2016年11月14日
- 本棚登録日 : 2016年11月14日
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