後宮小説(新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1993年4月25日発売)
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本棚登録 : 124
感想 : 7
5

「腹上死であった、と記載されている」から始まる小説。
げんしけんでこのフレーズを知り読み始めた。


中国っぽい雰囲気の架空の世界で、冒頭のとおり腹上死した皇帝の後を次いだ新帝、の後宮になんかなりゆきで入ることになった少女・銀河の後宮での生活、教育と、その王朝を滅亡に追い込む賊・渾沌らの顛末を描いていく。
最後まで冒頭のノリのままというか、すっとぼけた感じで進んでいくのがとても良かった。
でも作者のその後の作品は史実に基づく系なのかあ・・・うーん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・文学
感想投稿日 : 2015年6月5日
読了日 : 2015年6月5日
本棚登録日 : 2015年6月5日

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