写楽・考 (新潮エンターテインメント倶楽部SS 蓮丈那智フィールドファイル 3)

著者 :
  • 新潮社 (2005年8月1日発売)
3.51
  • (15)
  • (38)
  • (70)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 211
感想 : 43
4

 表紙が神秘的できれいです。写楽って浮世絵ですよね。どうつながるのかな。 民俗学の舞台で事件が起こるのだけど、骨董の世界を描いた冬狐堂シリーズほど濃くなく、むしろ那智と三國のやりとりに重点が置かれているように思います。 と書きかけてたら冬狐さんが登場。最後のバーは香菜里屋かなって期待したけど違いました〜。  那智さんって「美貌の」と枕詞がつきますが若い感じがしなかったんです。そしたら狐目の事務局員と20年前に大学院生だったという話が出てきて、納得しました。考えたら二十や三十で助教授のはずがないか。 最後まで止まらず読んでしまいます。短編4本に分かれててよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2008年9月18日
読了日 : 2008年9月17日
本棚登録日 : 2008年9月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする