テレビ局削減論 (新潮新書 449)

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  • 新潮社 (2011年12月1日発売)
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感想 : 23
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#021 テレビ局削減論
テレビ局を減らせ。最近自分が思っていることと同じ主張なので読んでみた。しかも、著者は元テレ東常務と言うではないか。広告収入の低下やクレームを恐れた当たり障りのない番組作りで、どんどんテレビがつまらなくなって、視聴者が減ってさらに広告収入が減る、という負のスパイラルはとめられないところに来ている。ならば一時期の都市銀行のように局を統合して数を減らさないと生き残れないところまで来ている、という趣旨。主張は同意だが、特にこの本だから読める独自論は特になく、せっかく局の統合を提案するなら、どことどこはこういう番組作りがうまいからこうやって統合すれば、などという内部事情を押さえた提言があると尚良かった。また、改正放送法についてほんのちょっと触れているのだが、施行後に解説している文献はほとんど見たことないのでもう少し詳しく説明してほしかった。誰か知っていたら教えてください。
テレビネタはいろいろ追いかけてきたけど、この本を最後にちょっと離れます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年3月17日
読了日 : 2012年3月17日
本棚登録日 : 2012年3月17日

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