マハさんの文章からはじんわり温かさが滲み出る。登場人物の言葉の一つ一つが、大丈夫大丈夫と背中を押す。この作品ももちろんそう。
都合よくいき過ぎな展開だと思いながらも、たとえ現実は上手くいかないことだらけでも生き続けよう、生きていこうと思える一縷の希望を持とう、そんな真摯なメッセージにほだされる。
それに加えて「旅屋おかえり」が伝えてくれるのはかけがえのない旅の素晴らしさ。
これから成長していく息子と旅先で何を見つけられるのか、今から楽しみにしている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2017年9月17日
- 読了日 : 2017年9月17日
- 本棚登録日 : 2017年9月17日
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