旅屋おかえり (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2014年9月19日発売)
3.88
  • (658)
  • (1100)
  • (712)
  • (104)
  • (15)
本棚登録 : 10373
感想 : 912
4

マハさんの文章からはじんわり温かさが滲み出る。登場人物の言葉の一つ一つが、大丈夫大丈夫と背中を押す。この作品ももちろんそう。
都合よくいき過ぎな展開だと思いながらも、たとえ現実は上手くいかないことだらけでも生き続けよう、生きていこうと思える一縷の希望を持とう、そんな真摯なメッセージにほだされる。
それに加えて「旅屋おかえり」が伝えてくれるのはかけがえのない旅の素晴らしさ。
これから成長していく息子と旅先で何を見つけられるのか、今から楽しみにしている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 現代小説
感想投稿日 : 2017年9月17日
読了日 : 2017年9月17日
本棚登録日 : 2017年9月17日

みんなの感想をみる

ツイートする