慟哭の家

著者 :
  • ポプラ社 (2013年2月14日発売)
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本棚登録 : 142
感想 : 26
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愛していたから2人を殺したという押川であるが、愛情が表現されている箇所などどこにも見当たらず、逆に妻とダウン症の息子に対する絶望感やイライラが表立ってしまい、嫌な奴だなとしか思えなかった。
病弱でありながら、ひとリで息子の世話をし、心の中の闇を誰にも相談できずにいた由香里が気の毒で仕方がない。
理想と現実のズレを、ただ、幼少期の虐待を理由に受け入れられないでいるのは、甘えがあるとしか思えないのだが、もっと他に違う選択はできなかったのだろうか。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: た行
感想投稿日 : 2013年4月3日
本棚登録日 : 2013年4月3日

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