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マイナスさんの本棚(マイナス)


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【採点基準】 ★:ふぁっく! ★★:退屈。 ★★★:まぁまぁ。 ★★★★:面白かった。楽しめた。 ★★★★★:★×4に加えて、個人的な好みで「気に入った」。

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小太郎の左腕 (小学館文庫)

和田 竜

/ 小学館 / 2011年09月06日 発売



小太郎はのぼう様を若くしてピュアにした感じかなあ。
個人的には「忍びの国」の方がすき。
まあまあ面白かった。


2011年11月20日 | コメント(0) | 時代物 | 読み終わった (2011年11月20日) |

のぼうの城 下 (小学館文庫)

和田 竜

/ 小学館 / 2010年10月06日 発売



忍城戦開戦後の下巻。

水責め前の城門戦が面白かった。
特に丹波の出陣のあたりは正家が嫌な奴だけに。
こういう上巻で成田側に感情移入させて下巻序盤での戦闘が痛快になるような物語の持っていきかたは上手いなあと思う。
最後はちょっとさみしくなる感じ。


2011年11月20日 | コメント(0) | 時代物 | 読み終わった (2011年11月20日) |

のぼうの城 上 (小学館文庫)

和田 竜

/ 小学館 / 2010年10月06日 発売



三成の忍城攻めが舞台。寄せ手の三成側、城方の成田側、両方の視点で進んでいくが、城方の成田側の方が比重が大きい。タイトル「のぼうの城」の「のぼう様」は忍城戦の際の大将、成田長親のあだ名。

上巻は開戦までの忍城の様子。
圧倒的な戦力差から最初から戦わず降伏することを決めていたのだけど、いろいろあって開戦するという流れに。自滅的な行為なのだけど、誇りとか覚悟が読んでいて清々しい。

時代物だけど文章が砕けた感じなので読みやすい。
史実が元の娯楽小説。
爽快感だけしかないけど、そこが良いところかなと思った。


2011年11月20日 | コメント(0) | 時代物 | 読み終わった (2011年11月20日) |



殺されかけた少女が特殊な機関に救出されて、法的に禁止された科学技術により蘇生し、自分が葬られそうになった事件・犯人を追うというあらすじ。

犯罪組織、特殊機関、高度な科学技術、ギャンブル、猟奇的な嗜好をもつ傭兵など、話のモチーフが刺激的で派手。生死や人間の尊厳という重く大きいテーマを扱いながらスピード感のある物語の進行で3冊あっという間に読み終えました。種類的にはハードボイルドとSFを足したライトノベルという感じ。

ドブのような世界に尊い魂を持つわずかな人間みたいな上下極端な世界観は好みではないし、ちりばめられた言葉も正直ちょっとくさいなって思ってしまうこともあった(タマゴつながりとか、韻を踏む言葉遊びとか)けど、このセンスは作風と割り切って全体的な面白さと天秤にかければ無視できるレベルでした。


2011年10月02日 | コメント(0) | SF | 読み終わった (2011年10月02日) |

忍びの国 (新潮文庫)

和田 竜

/ 新潮社 / 2011年02月26日 発売



伊賀の忍者群VS織田の次男信雄軍。
史実を取り入れた時代物だけど、言葉遣いが武士武士してなくて、随所で忍者が「まじかよ」とか姫が「うそっ!」とかフランクな物言いが混じっているのが可笑し味があって妙に親しみがわく。

信雄軍の主従のわだかまりから君主の人間的成長、殴りあっての和解や、忍者のわかりやすい利己主義、それを弁解しないところ、自分の欲求にあくまでも忠実なところにはある種の爽快さがあり、戦闘シーンでは凡人と英雄の力量差がはっきりしていて無双状態など、随所に気持ち良さ・小気味のよさを覚えた。
戦乱ものだからどちらかが負けて、負けた方は悲惨なことになるという前提があるのだけど、このように登場人物に人間的魅力があるため、読み進めるうちどちらも悲惨な目にあってほしくなくなってしまいました。

物語の進行は一応国VS国なのだけど、無門・信雄・大膳あたりの個にフォーカスしていて、大局のために個がさくさく死ぬ類の展開の話ではないため、荘厳・壮麗といった雰囲気はないものの重くなく気軽にさくさく読めた。

最後はちょっとせつない。
面白かったです。


2011年10月02日 | コメント(0) | 時代物 | 読み終わった (2011年10月02日) |

クロノリス-時の碑- (創元SF文庫)

ロバート・チャールズ・ウィルスン 茂木 健

/ 東京創元社 / 2011年05月28日 発売



20年後の未来から打ち込まれた巨大な記念碑が、現在を侵略していくという時空の捻じれたSFの話。

主人公の人生を振り返る形で話が進み、主人公がタウ・タービュランスとかクロノリスより娘を意識上優先しているので必然的にSF的要素よりも、親と子・妻と夫・同僚・友人という人間関係のドラマに意識を奪われる。
ヒッチ良いやつじゃないか!とか。

主人公と周囲の関係性が物語の情緒バランスを全面的に持っていくので、途中まではそれで良いのだけど終盤の演出でやや失敗してるかなと思う。スーと主人公の関係が微妙だったおかげで、ラストの衝撃があんまりなかったのは残念。


2011年09月18日 | コメント(0) | SF | 読み終わった (2011年09月18日) |

夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))

緑川 ゆき

マンガ / 白泉社 / 2005年10月05日 発売



1巻から12巻まで読んだ。
少女マンガだから線が細いせいだと思うけど
禍々しさの表現が物足りないところや
妖怪の造形がさらりとしすぎているのはあんまり好みじゃなかった。
話は妖怪退治とか怪異がメインの話ではなく妖怪が出てくる人情物っぽい感じ。
たまにじんわり泣ける。


2011年08月06日 | コメント(0) | 漫画 | 読み終わった (2011年08月06日) |

異星人の郷 下 (創元SF文庫)

マイクル・フリン 嶋田 洋一

/ 東京創元社 / 2010年10月28日 発売



これほど続きが読みたくて面白く読めたSFは初めてでした。
加速度的に悪化していく状況は緊迫感がありドキドキした。
ラストのオチはある種の救いがあって良かった。
現代パートより中世パートの方がすきだった。
人物ではハンスとディートリヒがすきだった。


2011年07月30日 | コメント(0) | SF | 読み終わった (2011年07月30日) |

うさぎドロップ 9 (Feelコミックス)

宇仁田 ゆみ

マンガ / 祥伝社 / 2011年07月08日 発売



1巻からまとめ読み。
途中で急に成長してびっくりした。
ほのぼの育児漫画、あるいは成長記的な漫画かと思ったら
いつの間にかただの恋愛漫画になっていて残念。
そして最終回のハチクロのような納得いかなさ。
たぶん、こういう形の恋愛に対して生理的に受け付けないんだと思う。
面白さだけなら★★★くらいかな。


2011年07月30日 | コメント(0) | 漫画 | 読み終わった (2011年07月30日) |

異星人の郷 上 (創元SF文庫)

マイクル・フリン 嶋田 洋一

/ 東京創元社 / 2010年10月28日 発売



1348年のドイツの信仰深い村での神父を軸に村人たちと
宇宙から漂流してきた異形のエイリアンたちとの交流を描くSF。
最初は表情を読み取れず機械的・暴力的に描かれるクレンク人(エイリアン)が
次第に人間の言葉や概念を学び自ら信仰を受け入れようとするところのやり取りが胸を打つ。


2011年07月18日 | コメント(0) | SF | 読み終わった (2011年07月18日) |

ヴァンパイアハンター・リンカーン

セス・グレアム=スミス THORES柴本 赤尾 秀子

/ 新書館 / 2011年05月25日 発売



「高慢と偏見とゾンビ」が「もしも高慢と偏見の世界にゾンビが溢れていたら」だったのに対して
こちらは「もしもリンカーンがヴァンパイアハンターだったら」という話。
淡々としているのだけど読むのにちょっと疲れてしまうのは
主人公が話が進むにつれ報われるよりも消耗していく一方だからかも。
あと、最初の「セス・グレアム=スミス」はどこ行ったの!?って思いました。


2011年07月18日 | コメント(0) | ファンタジー | 読み終わった (2011年07月18日) |

岳 (1) (ビッグコミックス)

石塚 真一

マンガ / 小学館 / 2005年04月26日 発売



最新刊まで一気読み。
民間の山岳救助隊員(ボランティア)の島崎三歩が主人公。
山における救助活動がメインの人間賛歌的な漫画。

これは泣いてしまう。
ナオタ出てくるとこ全部ヤバイ。
あと正人さんが一番かっこいい。


2011年06月05日 | コメント(0) | 漫画 | 読み終わった (2011年06月05日) |

今昔奇怪録 (角川ホラー文庫)

朱雀門 出

/ 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2009年10月24日 発売



あっさり、さっぱりした読後感の短編怪談集。

首ざぶとんが面白かったのでこちらも購入しました。
すごく感情を揺さぶるというわけではないのだけど
この作者の書く怪談の雰囲気が好きです。

一番気に入った話は「きも」。


2011年06月05日 | コメント(0) | ホラー | 読み終わった (2011年06月05日) |

首ざぶとん (角川ホラー文庫)

朱雀門 出

/ 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2010年11月25日 発売



都市伝説と怪談が混ざったようなシリーズものホラー短編集。

説明のあっさりした中にも効果的な恐怖演出があって
ホラー好きなわたしにとっては心地良かったです。
一番すきな話は都市伝説色が強い「ひじり」かなー。


2011年05月29日 | コメント(0) | ホラー | 読み終わった (2011年05月29日) |

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

伊藤 計劃

/ 早川書房 / 2010年02月10日 発売



ネタバレ  世界観的には攻殻機動隊っぽい雰囲気。
ちょっと主人公と合わなくて★は2つ。

最後の最後に主人公が起こした行動・引き起こした結果の大きさは
それに至るまでの葛藤や理屈と釣り合ってないように思える。
結果的に「死」というものが、大層な扱いに反して薄っぺらく見えてしまう。
なんというか、軽い。主人公、思慮が薄い。浅い。
「殺人が最も忌まわしい罪であるのは、償うことができないからだ」
償う事ができないって、すごい他人事感だなー。
終わり方なんて、主人公が自分本位な感情で
世界と無理心中してるようにしか見えないなあと思いました。

それ以外にも全体的に、感情の動きの不自然さや
整合性のなさを感じていた。
主人公の終始情緒の欠落した感じと
周囲からの影響を受けまくる感受性のナイーブさ
言葉を素直に受け入れてしまうピュアさは
特殊部隊のリーダーっていうハードな職業の像からかけ離れすぎてるし
散々プロフェッショナルの軍人的なテキストを挟んでおいて
ルツィアとの最初のやりとりは感情の動きにプロ意識がなさすぎる。
そこまでナイーブならいっそ仕事に対しての
己の徹しきれない無能さに対する葛藤とかも
あってしかるべきじゃないの?って思うけどそれは一切なし。

なんだかそういうところが気になりました。


2011年05月20日 | コメント(0) | SF | 読み終わった (2011年05月20日) |


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