今まで読んだ本と少し変わった視点での考え方の本(国際政治や外交などの観点での記載が多い)。参考になった。
● いろいろな場面で、自分はどんな人間であり、どんなことを大事に思い、これだけは絶対に譲れないものとして何を持っているか問われる。しっかりと発信することで、自分自身の座標軸を定め、行動に移すことができる。
● 自らのオリジナリティは考えを言葉にすることでしか出すことはできない。「考え」に具体的な「言葉」を与える、しかも自分の言葉を与えることこそ、考えるという作業そのものの具体化になる。
● あいまいだった考えを、言い切りで仮説をたてることで、考えをはっきりさせることができる。
● 何らかの結論を出しておくと、自分の感度が走りすぎたりしているというような弱点に気づくことができる。
● 井上ひさし氏
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」
● 3つのセオリー
「作用反作用」
「慣性」
「ししおどし」
● いつも「異端の哲学」を持って、これは本当に正しいのか、ほかの考えはどうなのかを検討することで、考え方に広がりと深みが出る。
● 外交の本質は「早く見つけ、遅く行動し、粘り強く主張し、潔く譲歩する」
● どの職業につく人も、「ボランティア」の考えがなくても、自らの仕事、「自分の本分」を貫くことによって、社会貢献を考えることができます。
● 国や世の中のあり方は、わが身の問題ととらえる視点を持って、大きく考えるクセをつけることが重要。
● 「全員一致したらその決定は無効」。ユダヤ人の大教訓。誰一人真剣に考えていない証拠である。
- 感想投稿日 : 2010年11月4日
- 読了日 : 2010年11月4日
- 本棚登録日 : 2010年11月4日
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