みおの本棚»
2009年の読んだ本を置いときます。100冊読めるかな?
レビュー by miomioさん
事前知識のないまま
題名から星新一のペーソスとシャレの効いた
ショートショートを期待して読みはじめ
「へー星新一ってこんな社会派小説を書くんだ!」と驚き、
最後のあとがきで(そこにくるまで
全く気がつかなかったのだ!星一なんていかにも
彼の話に出てくる登場人物の名前みたいではないか。)
父親の半生を描いた伝記だったとは!!
彼の軽快で含蓄のあるショートショートとは
また違ったどんでん返しをくらった気分。
あっぱれ、星新一。
激動の時代に自分の信念を持ち続けた尊敬すべき
一人の男の生き様。
それにしても現実は物語より甘くないのはありだとして
最後の最後まで救われない暗い話であることよ。
がんばっている、そして信念のある生き方をしていれば
道が開けるというものではないとしても
最後にすかっとくる、そういう結論が欲しかったなぁ。
それは星新一のプロットの立て方に
文句をつけているわけではなくて
時代がそうであって欲しかったという
ただのセンチメンタルな現代人の
つぶやきなのだけれど。
レビュー登録日 : 2009年02月26日
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