偏ってるから面白い本棚は、脳味噌の延長。
miporinさん
恩田 陸
新潮社 (2002年11月)
恩田陸のサイコ・サスペンス。すんなりと心地よいミステリー展開。主人公には、周囲の人間が忘れてしまった記憶を読み取る能力があり、それゆえに過去の事件が引き寄せられる。登場人物が予定調和的に関連し、上等なハンドクラフトの様でもあり、あっさりした絵画の...
溝口 徹
第三文明社 (2006年06月)
‥‥「栄養療法」は、今日の精神病の治療における「心理療法」と薬物療法」の限界を補い。治療の中心になる可能性を開く“第三の道”である‥‥(本書より)。心の病だけではなく、糖尿病やアトピーなど身近な病気にも、栄養療法のアプローチは効果的である。ただし、現在...
ドナ・W.クロス 阪田 由美子
草思社 (2005年10月)
歴史小説として題材も展開も魅力的な、カトリック史上最大の葬り去りたい汚点、女教皇ヨハンナの物語である。中世ヨーロッパの理解はローマとカトリック教会を知る事を措いて他にない。知識欲は罪か?しかもそれが女性のものである場合、更なる罪に当たるのか?カト...
荻原 規子
徳間書店 (2005年05月21日)
日本を代表するファンタジー作家荻原規子の時代ロマン。勾玉三部作から時代は下り、鎌倉幕府成立前、平安末期の平治の乱を舞台に紡がれる物語。児童文学の域を遥かに超えたスケール。世界に誇る珠玉の名作。
栗本 薫
早川書房 (2006年06月)
物心ついてからずっと読み続け、最早生活の一部となっているグイン・サーガ108巻。単独の作家の小説としてはギネス記録。
早川 いくを
バジリコ (2004年07月)
この本の存在は知っていたのだが、とうとう買ってしまった。人間には「面白がる」という能力が備わっていて、それは森羅万象に分け入り生き残る上で、きわめて重要な能力だったに違いない。けったいな生き物の造形を楽しもう。
梅田 望夫
筑摩書房 (2006年02月07日)
文章を読み理解できる日本人なら誰でもわかるリアルな現代ネット社会の水先案内。新書版大賞があれば本年度受賞に値する名著。
中沢 新一
講談社 (2002年06月10日)
講談社 (2003年01月10日)
講談社 (2002年01月10日)
人類的分布をみるシンデレラ物語分析がなんとも興味深い。全てを疑い穿りかえす思想家だの宗教学者だの文化人類学者だのがいてくれるから、世の中は面白いのだと気付かされるのだ。
河合 隼雄
朝日新聞社 (2002年04月)
アメリカ原住民、ナバホの世界観、その知恵と出会う臨床心理学者河合隼雄。話題のゲド戦記の作者ル=グウィンも先住民のメディスンマンの在りようを知り、創作したのだと本書で知った。
中島 岳志
白水社 (2005年04月)
新宿中村屋のインドカリーの源は、日本に亡命してきたインド独立運動の闘志だったとはつゆ知らず。大正期の知識階級の亜細亜主義の潮流を知るにも好適の一冊。今やアジアで一番元気なインドとの交流の歴史にもっと光を当てて良い時期に来ているのでは?
サラ・ブラファー・ハーディー 塩原 通緒
早川書房 (2005年05月26日)
作られた母親像と現実の母親感覚の落差を埋めるのに有効。母親も理論武装したっていいじゃない。男性優位の科学からやっとの事で解き放たれた、「進化におけるメスの役割」。母親にこそおすすめ。
ウンベルト エーコ 河島 英昭
東京創元社 (1990年02月)
記号論で有名なウンベルト・エーコの著した宗教ミステリーの金字塔!ショーン・コネリー主演で映画化もされた。書物が書物を呼びよせる世界。中世の修道院の沈鬱な静寂に潜む「知」への渇望が残酷なカタストロフを招く。読書狂には必読。
(1990年02月00日)
朝日新聞社 (2005年10月13日)
装丁装画のあまりの美しさのゆえに思わず手にとってしまった。霧の向こうに異界が霞む。ホラーファンタジーなどとひと括りにはしたくない魅惑の作品。彼岸と現世が重なる聖地アナザー・ヒル。静謐な、ごくあたり前の恐怖を、シュールレアリスムの絵画のように鑑賞す...
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店 (2006年03月10日)
話題の宗教ミステリー。カトリックも秘密結社も暗号もルーブルに隠された謎も、一気呵成に読破する喜びを味わうならこの作品。誰もがいきなりテンプル騎士団やシオン修道会や秘密結社やらに興味を持ってくれて嬉しいが、その記憶は何時まで続くことやら。ただ上等の...
文庫版でも図版はちゃんとしていてよろしゅうございました。でも映画の宣伝の帯がちょっと。
読み終わりはあっけなく。もっと関連情報が知りたくなる。ルーブルに行きたい。この作品が呼び寄せた書物は「薔薇の名前」。根性入れて三度目の再読に挑もうか?
藤原 正彦
筑摩書房 (2005年04月06日)
小説を読んだときに感じた懐かしさは不思議でも何でもなく、祖父が数学者だったからか。変なのがあたりまえの家庭内数学者。対談でその日常が明らかに。やっぱり身近。
講談社 (2005年06月01日)
東京っ子だから。どこも見知った街並みなのに、そのすぐ下に縄文の土壌が息づいているとは。興奮しきり。
集英社 (2004年11月17日)
叔父甥愛。初めて網野史観に触れた時は、中沢新一と姻戚関係にある人だなんて知らなかったし。知の偏在。なんで親戚筋だけで日本の知性が形成されちゃうのだ。面白そうなんだけどさ。
本田 由紀
光文社 (2006年01月17日)
税控除の仕組みを変えてまでニートを世間の悪者にしてしまおうと言う政府の魂胆に立ち向かうため、これを読んでおこう。今が旬。
奥田 英朗
文藝春秋 (2006年04月)
伊良部先生物第三弾。前作までの衝撃はかなり薄まったか。分かり易い実在モデルの現実との誤差を調整する作業が必要だったせいか?
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