中編2本からなる本作。「いなか、の、すとーかー」はストーカーによって追い詰められていく描写と被害によって最後に気づきを得る様子が丁寧に書かれていますが、ちょっと取って付けたような主人公の考えが今一つな気がしました。
表題作「ウォーク・イン・クローゼット」の方が好みですね、特に洋服や洗濯の細かいディティールがとても良く、都会で一人暮らしのOLらしい雰囲気がそこかしこに散りばめられていて、田舎暮らしの自分にはない生活を垣間見させてもらいました。
芸能人の親友が話に絡んで来るあたり、なんだかドラマみたいな作りでもあります(笑)
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- 感想投稿日 : 2016年12月5日
- 読了日 : 2016年12月4日
- 本棚登録日 : 2016年11月21日
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