てんしさん

著者 :
  • 関西看護出版 (2009年5月1日発売)
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本棚登録 : 22
感想 : 3
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筆者が講演会などでナースに書いてもらったメモから選ばれた
34編が載せられている。

以前出版された「ナースtoナース」に収録されているものが
多いように感じた。ほぼ再録かもしれない。
「ナースtoナース」はメモの合間合間に筆者のコメントが添えられているが
こちらはメモだけが淡々と載っているので、また違った味わいがある。

後書きに
「臨床で働く人と臨床を共に支える市民の方たちに読んでもらいたくて」
とあるように、10分もあれば読んでしまえる作りなので、
臨床に関わりのない人達でも読みやすくできていると思う。

臨床が抱えている不安や怒りや喜びやおかしさや、
一筋縄ではいかないドラマが短いメモにぎゅっと詰まっている。

臨床で頑張っている人にはもちろん支えになりうる一冊と思うけれど、
それ以外の人にも手にとって欲しい一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療読み物
感想投稿日 : 2012年10月21日
読了日 : 2012年10月21日
本棚登録日 : 2012年10月21日

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