基本的に書いてあることは、『人として大切なこと』と被っていました。だからこそ、読んでよかったと思いました。今一度稲盛さんの言葉を振り返ることができ、また稲盛さんの仰ることが本当に稲盛さんの心から出たものなのかを確認することができたように思います。
『人として大切案こと』にも書いてありましたが、2つほどこの本を読んで心に残った内容がありました。1つ目は地獄と天国のお話。地獄と天国は基本的には同じような状況だけど、そこにいる人の心の在り方が全く違うというお話。これは多くのことに言えるとても本質的なことだと思いました。もう1つが、宇宙の法則と自身の想い・活動の方向性が合致したときに、物事がうまくいくというお話。恐縮ながら、このような感覚を過去に持ったことがあり、なんとなくわかる気がしました。この宇宙の法則とは、一言で言うと「利他の心」であるといいます。
最近の僕の感覚としては、ある領域を超えたらこの利他と利己の垣根が無くなり、言葉が同義になると思います。他人を自分のこととして捉えることができるようになった人は、自分のことを大切にすることが結果的に人のためになるのだと、思います。
今後も「動機善なりや、私心なかりしか」と自身に問いかけながら、生きていきたいな、と思いました。願いは、そのベクトルが宇宙の法則と一致した時に叶うのだと、改めて思いました。
以下に心に残ったフレーズを記します。
・本当に勇気のある人は普段大人しくて素直、でもいざ試合になれば死にもの狂いで戦う闘志を持った人
・日本を世界の素封家に
・人間の3つの毒:貪欲、愚痴、怒り
- 感想投稿日 : 2013年4月17日
- 本棚登録日 : 2013年4月17日
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