高橋源一郎という人に出会ったのも、そもそもは朝日新聞だった。
東日本大震災で流れた卒業式の話で、なんだか、ストンと落ちたのが良くて、購入してみた。
作家だと知らなかった。(すいません)
最初は原発のことが多かったが、次第にそうではなくなってくる。
もちろん、完全に消えてしまうわけではない。
それが、今の、2015年の日本をよく象徴しているなあと思った。
一つ一つが短くて読みやすい。
若い人たちへの穏やかな眼差しが印象的だ。
民主主義ってなんなんだ。
原発と、その後ダークサイドを背負うことになった日本が、刻一刻と忘れ去ろうと試みだしていることの怖さに警鐘を鳴らす。
ともかく、時間の限り考えましょう、と。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015年
- 感想投稿日 : 2015年6月7日
- 読了日 : 2015年6月7日
- 本棚登録日 : 2015年6月7日
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