細胞の中の分子生物学 最新・生命科学入門 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2016年5月20日発売)
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感想 : 35
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献本いただきました。
元々、買おうか迷っていた。「文系学生にも大人気」とあるけど、私は読み進めるのになかなか気合が要りました。

見えない世界の、でも確かに自分を形作っているモノの話。
それを解き明かして、セントラルドグマなんてエヴァ好きをドキドキさせる名前を付けちゃう気持ち、分かります。

そして、見えない世界のまだ見えない部分。
それらが全て明かされた時、私たちは自分たちを生物として、よりよく理解出来るんだろうか。
記憶であったり、感情であったり、心や思索というモノも、生き物としての情報にヒントが詰め込まれていたりするんだろうか。

シュレディンガーの猫や、テロメアなど、話の中だけで掴めなかった言葉を追えば追うほど、この一冊は面白く読める。
いつもと違う分野の本が読めて良かった。
ブクログさん、ありがとうございました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2016年
感想投稿日 : 2016年6月6日
読了日 : 2016年6月6日
本棚登録日 : 2016年6月6日

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