ずっと追いかけて来た天才のお兄ちゃんが、ある日姿を消した。
そうして、彰二はキャデラックに(無免許で)乗り込み、旅に出る。
ベタと言えばベタベタな話。
けれど、想像していた爽やかさも広がって、読んだ後味はすごく良い。
助手席に乗り込む謎の美女、杏子のクールさが好きだったけど、段々と女の子になってくる辺りが不思議。
お兄ちゃんや箭野くんは、何かから脱落してしまったわけではない。
周りから見ればそうかもしれないが、彰二にはその真意が分かっていたような気がする。
だから、レール上に残っていることにさえ、劣等感を抱いてしまう。
まあ、東大兄弟のちょっとぶっとんだレベルには付いていけないけども。
さらっと読めた。Have a nice trip!!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2014年
- 感想投稿日 : 2014年9月15日
- 読了日 : 2014年9月15日
- 本棚登録日 : 2014年9月15日
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