面白い!
『嘆きの美女』もドロドロしながらスカッと終わっていったが、今作も読後感は不思議と良い。息つく間もなく読み終えたー!
周囲と違う“雰囲気”を醸し出しながらも、男に依存し、良く見られたいという願望を捨てきれない栞子先輩。
そんな栞子を崇拝し、特別なものとして守ることを誓う後輩の真実子。
真実子の持ち得る才能が、やがて栞子を追い詰めてゆくストーリー。
真実子という女が、読めない。
無邪気な後輩でいながら、常に栞子を守るというスタンスは、決して愛らしい少女の資質ではない。
なんだか、栞子を責められない最後が良いな、と思えた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2014年
- 感想投稿日 : 2014年12月21日
- 読了日 : 2014年12月21日
- 本棚登録日 : 2014年12月21日
みんなの感想をみる