人間は物事を複雑に捉えたがる動物なんだな、と。
しかも、「愛」なんてものに関しては、そりゃあもうあらゆる表現をくっつけてはこねくり回して、もう本質なんてほとんど見えやしない。
もはやその本質があるかどうかすら定かではない。
でもそうやって自分たちで創り上げた混沌の中で人間は必死に生きているわけで、そのことを馬鹿にしてはいけないとも思う。
「私」の存在はもっとフラットなものだと思って読み進めていたけど、違った。
それがこの小説の魅力の一つかもしれないけど、少し不満。
ヤスミンとソウルの関係が大好き。
やっぱり私も人間という動物なのだと実感。
とりあえず何回か読み直さないとなぁ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年2月25日
- 読了日 : 2012年2月23日
- 本棚登録日 : 2012年2月25日
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