一私小説書きの日乗 遥道の章

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年6月1日発売)
3.30
  • (0)
  • (5)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 38
感想 : 8
3

平成26年6月から最近までの日記。著者の日常が手に取るように伝わってくる。盗み見根性は全開発動。定期的な買淫には、当たりがあり、ハズレがあり、大当たり、一応の当たりなどもあり、なかなか笑える。食って寝て原稿書いてテレビに出たり、時には病に臥せることも。延々とこれが繰り返され、とりたてて何か起こるわけでもない。最後まで淡々とした日常が続き、読後はぶつ切り感さえ漂う。にもかかわらず病みつきになってしまう魔力はさすがとしか言いようがない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年4月30日
読了日 : 2017年4月30日
本棚登録日 : 2017年4月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする