国語は好きですか

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  • 大修館書店 (2014年6月14日発売)
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日本語の我と汝は、芝居の黒子のような存在。働きはあるが姿は朧、はっきりとはさせない。自称が明確ではなく衝突の危険が小さい。議論になじまず喧嘩に遠い。平和、共存にふさわしい言葉として日本語は発達してきた。句読点も読者の理解を助けるものであって、読む側が十分ものの分かる人であれば蛇足である。必要のないものは蛇足であり、蛇足は相手に対し失礼というもの。世界に類のない日本語独自の曖昧の美学。日本人の洗練なればこその美学が日本語にはある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本語
感想投稿日 : 2015年4月14日
読了日 : 2015年4月14日
本棚登録日 : 2015年4月14日

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