人間は無意識のうちに、たった1秒間で1万4000もの視覚情報を取り入れて、「正直そう」「優しそう」「誠実そう」といった、おおよその印象をつくる。仕事ができない人の顔というのは本当にだらしない。逆に、思わず好かれる表情がある。具体的には、話すときには、上に前歯を6本以上見せ、口角をあげる。これだけで同じ人物とは思えないくらいに表情が変わる。人と接するときに、まず心がけなければならない表情である。表情が悪いと、それだけで、好かれないオーラを放ってしまう。前歯を見せるというのは、会話の序盤に必須の自己開示でもある。会話5分の出だしがすべてを決め人生を決める。雑談とは、コミュニケーションを円滑にするための最強のスキル。決して無駄話ではない。本書には雑談のメソッドとトレーニング法が実生活レベルで落とし込まれている。話すのが楽しみになる一冊だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本語
- 感想投稿日 : 2017年1月22日
- 読了日 : 2017年1月22日
- 本棚登録日 : 2017年1月22日
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